口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム [by 神田 昌典 (著)
口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム 神田 昌典 フォレスト出版 2001-03 posted at 2007/06/19 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『口コミは科学か?』
偶然に期待するのではないのならば
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☆気になったキーワード
『悪い口コミほど・・』 『しゃべりたくなる』
『ヒーロー』 『感情の引き金』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『口コミの思いこみを直したい』
当然だと思っていることが違っているとしたら
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『口コミに関する一般教養:5つの常識』
▼『悪い口コミほど拡がる?』
▼『口コミの起こりやすい業界と起こりにくい業界』
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▼『口コミに関する一般教養:5つの常識』
口コミに関して、一般的に信じられている5つの常識を
神田さんは冒頭に取り上げられています。
その5つの常識とは
・顧客満足を高めると口コミが発生する
・商品品質を良くすると口コミが発生する
・悪い口コミほど早く伝染する
・口コミはお客がするもの
・口コミは最高の告知媒体
という5つ。
さて・・・鋭いあなたはもう気がついたかも知れませんが
一般常識ですと本の中で取り上げるということは・・・
はい。それが間違っている!ということをその後の
ストーリーとして展開していくのです(笑)
【エンビジ】では5個すべてを解説することができませんので
まるるちゃんが気になったいくつかを取り上げることにします。
まず最初に気になったのは1番目と2番目の
「顧客満足」と「商品品質」が口コミを起こしているというもの。
ホントか?と考えてみると
実は・・・とんでもなく商品品質が高くても
口コミが起こらない場合ってあります。
例えば、高級レストラン。
ファーストフードに比べたら商品品質は高いですよね?
そしておいしい。
でも・・・・じゃあそういう高級レストランが
ファーストフードに比べて口コミが広がっていくか?というと
そんなことはありません。
そう、、価格が高くて「妥当」な品質だと
思っている人が多いからですね。
おいしいだけでは駄目なのです。
そう考えると何が口コミの発生に必要か?というと・・・
期待と現実のギャップ
です。
くりかえします(笑)期待と現実のギャップが
大きいほど、「誰かに伝えたい!」という思いがうまれるのです。
高級レストランでは、高い対価を支払いますから
どうしても期待値が高くなります。
だからそれを超えようとするには並大抵の努力と成果が
必要なのですが
逆にファーストフードですごいおいしいものに出会うと
期待値が低い分、その結果が少しでも良いと・・・
大きな口コミが発生するんですね~。
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▼『悪い口コミほど拡がる?』
さて、口コミ一般常識の3つめ。
「悪い口コミほど広がるのが早い!」
たしかに、いいことは3人くらいしか話さないとしたら
悪いことは33人に話したくなるといいますから
広がっていくのが早くなるのでは?と思います。
が・・・・実は上記の数字は
話したい人=伝える側のエネルギーを数値化したもの。
あくまで片方の視点に過ぎないことに
注意が必要です。
なぜなら、口コミって会話ですから
一人では成立しません。
聞き手がいないといけないのです・・・・。
そう。会話が成立して初めて口コミって伝搬するんです。
例えば、あなたが使っている洗濯機が壊れたとしましょう。
「洗濯機壊れたんだよねー」と自分の友人に伝えることが
できたとしても、そこで終わりません?
あなたが知人から洗濯機が壊れた話を聞いても
それを自分の友人に伝えようとしますか?
伝言ゲームは伝えることが義務なので伝播していきますが
普通の会話は伝える人が話したい!と思う+
聞き手が聞きたいと思わない限り、立ち消えになってしまいます。
つまり、みなが興味を持つようなネタでないと
口コミにならないと言うことなのです。
逆に、この条件に当てはまってしまう悪いネタは
あっという間に広がりますから(^^;;)注意が必要ですよ(爆)
でも、条件に当てはまらないとしたら・・・
自分たちが焦って動いてしまってはいけないんです。
「つぶれそうらしいよあの店」という噂を聞いたからと行って
大丈夫です!という告知を大々的にすることは
返って逆効果と言うこと。
「火のない所に煙は立たないでしょ」と思われてしまいますから。
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▼『口コミの起こりやすい業界と起こりにくい業界』
そして次に取り上げる3つめのネタは
「口コミは最強の宣伝媒体」であるという常識です。
口コミが実際に広まっていく場合、それは真実です。
が、常に真実だとする「常識」は本当に正しいのでしょうか?
と考えてみると、、、「常に真実」であるとは
言えないのです。
口コミと言う言葉からわかるように
「人と人とのコミュニケーション」によって伝わっていく宣伝が口コミ。
ですから、コミュニケーションが起こらないような「話題」であれば
口コミは宣伝媒体になりえないですよね?
話題にしづらいネタ、例えば私たちの性的な話題であったり
体のことに関して「人に話したくない」と思っていることは
誰も口コミしませんよね?
「わたしあのクリニックの脂肪吸引でこのプロポーションになったの♪」
こんな会話が行われるとはあんまり思えません(笑)
口コミを仕組みとして再現したい!
そう思うならば、「話題」として伝播したい内容が
口コミに適しているかどうかを2つの軸から判断するべきだと
本著では述べられています。
その軸とは
「誰とでも話題に出来ることか?」
「複数人数で利用するものか?」
という2つ。
前者はそのまんまですし、後者も「じゃあ一緒に行く?」
と誘いやすいものは、話題にもなりやすいですからね。
この軸で考えたときに、話題にしやすいことであれば
問題ありませんが、あなたの提供しているものが
「話題にしづらい」かつ「一人で利用する」もので
あった場合、口コミが絶対に起こせないのか?
というと、そんなことはありません。
そう、さきほどの軸で考えたときに「口コミしやすい」
話題をあなたの提供したいものに関連づければいいのです。
逆の発想ですね。
#話題にしづらいものを無理に口コミさせることは
#できませんから(爆)
例えば「脂肪吸引」。
このままでは話題にしづらいですが、これを
エステ業界の関連で言えば「脱毛」であれば
まだ話題にしやすいですよね?
特に、時期が夏に近づいてくれば、普通に女性同士の間で
話題になってもおかしくありません。
そこに、紹介すれば両方に何か特典というのを
つける。これがやり方の一つです。
が、そのときに「利益」のみを追求するのでは
紹介者の側に抵抗が発生しますから
紹介することによって、お互いの共通の敵を倒す!
という舞台をつくり出してあげることが大切。
利益じゃなくて、お友達を救ってあげるんだ!
という設定です。
口コミは自然発生を待つのではなく
「起こしやすくする」のが私たちの責任ということです。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『新しい常識をやってみよう』
それがまっとうな気がする
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
口コミは最高の宣伝媒体である。
この常識にまるるちゃんもとらわれていたような気がします。
「口コミしやすい」話題を提供できるかどうか?
これが提供者側としてやらなくてはいけない
必至なことなんですね・・・。
それには、口コミを実際にしてもらうまでの
ステップの抵抗感をできるだけ減らしてあげる必要があります。
そのための仕組み作りができるかどうか?
これによって成功するかどうかが決まるのですからね。
しかし・・・「口コミ」
永遠のテーマでもあり、かつ永遠の味方でもあり。
どのビジネスをやっていくにしても
「期待と現実のギャップ」をいかにして広げることが出来るか?
ここを押さえることがデキル人が
ビジネスを含むすべての行動の成功につながるのでしょうね。
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