利益を生み出す逆転発想 [by 川合善大 (著) ]
利益を生み出す逆転発想 川合善大 かんき出版 2011-06-08 posted at 2011/09/24 |
☆気になったキーワード
『買いたくなる心理』 『素人記者』
『販売チャネル』 『一円だって』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『具体的事例をどうやっておもいつくのか?』
実践者ならではの発想です
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『販売チャネルを持っているか否か』
▼『ストリートミュージシャンを喫茶店の店主に』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『販売チャネルを持っているか否か』
最初ビジネスを始めるときには2つのパターンがあるとおもいます。
○○という商品やサービスを売りたい!
というところから始める
ビジネスをしたい!というのが先にあって
その後で商品やサービスを探す
どちらもよくあるパターンだと思いますが
「会社」というものは「継続」してナンボですから
前者だけにこだわり続けるのは実は時代の流れに取り残されます。
売るものにこだわっているため、その売るもの寿命に
会社の寿命が連動してしまうからです。
ところが・・・売るものにこだわって始めた事業であっても
そこでお客様との信頼関係ができていると
次にお客様の役に立ちそうな「別のもの」を用意することが
できれば、会社の寿命はまた延びます。
このお客様とのつながりのために
確立した「販売チャネル」があれば、極論を言えば何を売ってもいいのです。
ご支持していただけるユーザーがいるサービスであればいいのですから。
「立地」をおさえたビジネスは強いと言われる
所以の一つがここにあると感じてます。
お客様の流れがすでにあるところを抑えているわけですから
あとは「興味を持ってもらえる商品やサービス」を
提供するところに注力できますよね?
インターネットベースにしているSOHOビジネスの多くが
ここのところが弱いのは、競争優位性が簡単に崩れてしまうからです。
いわゆる「参入障壁」が低いというもの。
自分が持っていると思っている「販売チャネル」「ポジション」
が非独占であり、他からの参入を容易に受けてしまうからに他なりません。
そう考えると、バーチャルな空間=インターネットにおける
販売チャネルには、実際の提供するサービスや商品の他に
「誰が売っているのか?」という売り手のパーソナルな要素が
重要なのかなと最近考え続けている次第です。
同じものであっても「あなたから買いたい」と言ってもらえるように。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『ストリートミュージシャンを喫茶店の店主に』
一昔前であれば、なにか事業を始めようと思うときには
正社員やアルバイトさんをリアルに雇用して
事業を立ち上げないといけませんでした。
もちろん一人で始めることもできますが
それではデキル範囲に限界があるからです。
でも、インターネットの普及のおかげで
在宅で働いてくださるという業務形態が確立されました。
そう、出勤することができないという方々の
パワーをお借りすることができるようになったのです。
メールマガジンの執筆からはじまった私の会社も
このSOHO=在宅の方々の力なくしては成立しません。
このように、それまでに活用できていなかった
隠れ資産は何かないだろうか?という視点はとっても大事。
お金があれば解決できることも非常に多いですが
逆に言えば、お金で解決できることが多いからこそ
資金源は無尽蔵ではないことを考えると、その投入先はちゃんと
考えたいもの。
だからこそ、「隠れ資産」はどこにあるんだろうか?
と考えるわけです。
本著で川合さんはこのようなアイデアをだされています。
ストリートミュージシャンを喫茶店の店主にする
これだけ聞くと???かもしれません。
具体的なところは【エンビジ】でとりあげるには
長くなってしまいますので、本著に譲りたいと思いますが
そのアイデアはありだなとおもわせるものでした。
実際、他の人が使えない「隠れ資産」を自分がみつけることが
できた場合には競争優位にもなりますし
その優位を積極的に提供していくことで、受け取った人にも感謝していただけますからね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『販売チャネルをつくりあげよう』
すべてを自分でやりきる必要はない
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本著は、友人と待ち合わせをするタイミングで
時間にすこし余裕があったので、ふらっと入った本屋さんの店頭でみつけました。
本著の著者である川合さんの本は
3%の経営発想力―ランチはお客様におごってもらえ!
http://seikou.enbiji.com/2008/05/3_by_2.html
でも取り上げさせていただいたことがあります。
約3年ほど前の話ですが、そのときもよかったなーと思ったので
読んでみることにしたわけです。
まさに「好きな人だから買う」を実践してしまいました(笑)
アイデアなんてだれても思いつくし、実践するかどうかが大事だよ。
というのは確かに真実です。
でも、アイデアを思いつかない限り、実践することはできないのでは
といつもおもいます。
だからこそ、実際にたくさんのアイデアをおもいつき
実践されている方を尊敬したいなとー。
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