高くても飛ぶように売れる客単価アップの法則―「安くなければ売れない」は間違いです [by 村松 達夫 (著)]
高くても飛ぶように売れる客単価アップの法則―「安くなければ売れない」は間違いです 村松 達夫 ダイヤモンド社 2007-12-14 posted at 2007/12/20 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『高く提供することで利益を出したい。』
悪徳でない限り
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☆気になったキーワード
『なんとしてでも欲しい』 『高額顧客』
『「お金がない」の本当の意味』 『五感での体験』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『ビジネスで単価を上げてお客様からも感謝されるためには?』
生き残って良いサービスを提供し続けることは「価値」です。
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『単価が高くても満足してもらう? 』
▼『絶対欲しくなる、そのステップは?』
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▼『単価が高くても満足してもらう? 』
本著で著者の村松さんは「高額顧客獲得マーケティング」を
提唱されています。
この言葉自体は造語なのですが、ではどんな意味なのか?
というと
同業者よりも客単価をアップさせ、
それでもお客様を満足させるようにする活動
と定義されています。
今の世の中、自分だけがオンリーワン商品を売っているという
ビジネスをされている方よりも、
ライバルがいるという方のほうが多いと思います。
そんな中で、周りよりもより高い顧客単価で
ビジネスを行っていき、安売りをしている業者ではなく
自分を選んでもらうためにどうするか?を考えていくのです。
安い顧客単価でビジネスをされた経験がある方にとっては
ある意味理想でもあり、逆に「お客さんがいなくなるよ」
という恐怖感に囚われるやり方でもあるのではないでしょうか。
でも、ここでひとつ気がついていないといけない
重大なことがあります。
それは、お客様の支払い=顧客単価は
商品そのものだけの価値で決まるものではないということ。
もし商品そのものの価値だけで決まるのであれば
同じ商品やサービスを提供していると、同じ価格で販売しないと
いけなくなりますが、そんなことはありません。
そうです。お客様が感じてくださる「価値」と比較されるのが
顧客単価になるのです。
ですから、本著の「高額顧客獲得マーケティング」では
商品そのものではなく、商品以外の価値をアップさせる方法を
とられています。
当たり前ですか?
もうすでにやっていらっしゃいますか?
すばらしいです。
であれば、せっかくならば「視点」として今後改善を
さらに進めるならばどのようにしていくか?という点を
わかっているとよくないですか?
本著ではお客様が感じる価値を無理なく高める方法として
3つの方法を実践しているのです。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『絶対欲しくなる、そのステップは?』
では、その3つのステップとはなんでしょう?
・商品を演出する
・提供のしかたを工夫する
・お客様自身の期待感を高める
という方法により、商品以外のところに商品価値を作り出すと
本著では述べています。
全部をココ【エンビジ】で紹介するスペースはないので
3つめの「期待感」に絞ってご紹介したいと思います。
昨日も述べたように、お客様が感じる価値と価格によってのみ
購入してもらえる価格の妥当性は決定されます。
妥当性は、お客様が判断することだからですね。
では。。。感じる価値というのはどの段階の価値でしょうか?
使った後の価値?使う前の価値?
と考えてみると、購入する段階の価格に関しては
使用経験がないわけですから「使う前の価値」で比較されることに
なります。
ですから。。。あなたの商品やサービスを購入した後に
得ることができるメリットへの期待感によって決定されると
思いませんか?
では、その期待感をどのようにして高めるのか?
というところを著者の村松さんに聞いてみると・・
本著では5つのネタを挙げられているのですが
その1つに「知れば必ず欲しくなるためのしかけ」というのがあります。
これは、私が思うに「人の知りたい」という欲求をきっちり
刺激しているのだと思いますが
「その商品の真価」を知らないお客様に教えてあげる=ティーチング
というやり方です。
事例としてDVDレンタルのお店で、貸し出し数が多くない無名の作品
だけども隠れた名作をレンタルしてもらうために
・あなたの初恋を思い出しながら観ると泣けます
・男友達と2人で観ると盛り上がります
というPOPを掲げたのだそうです。
すると。。。レンタル数も伸び、さらには
「このとおりに観たら本当に良かった」と好評をいただいたとか。
気がついてない「価値」を知ると、その価値を体験してみたい!
というお客様はかなりいます。
そして、情報が多すぎる現代だからこそ
その価値に気がついていない人もたくさんいることを考えれば
うまくいく方法ですよね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『単価に見合うだけの価値を提供する』
するとお互いにWin-Win
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
さて「期待感を上げる」ということばかりに注力すると
実は落とし穴が待っています。
それは、「利用後に感じた価値」。
もし期待感を煽るだけ煽っておいて、購入後に使ってみたところ
それが全然期待に添わない場合・・・
「騙された!」という感情が生まれてしまいます。
すると、そう、「逆口コミ」が発生して
新しいお客様へどんどん「あれはよくなかった」という評判が広まり
当然リピートも期待できません。
逆に、購入した後で、サプライズ的に価値が提供されると
「ココまでしてくれるのか!」とファンになってくれる可能性が
非常に高くなります。
そう考えると、顧客単価を高くするために「期待値を高める」ことと
購入後にその期待値を上回るだけの価値を提供することの
2つを同時にやる!という難しい作業が待っています(笑)
逆に、そんな困難なさじ加減を行うことによって
それが成功した会社やサービスだけが、高収益を楽しんでいくことに
なるのでしょうね。
高くても飛ぶように売れる客単価アップの法則―「安くなければ売れない」は間違いです
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