ニュー・リッチの世界 [by 臼井 宥文 (著)
ニュー・リッチの世界 The New Rich World 臼井 宥文 光文社 2006-11-21 posted at 2007/04/21 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『金融資産1億円以上の人々は?』
なにをしているんだろう?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『パーティ』 『隣の億万長者』
『ラグジュアリー消費』 『東洋のモナコ』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『ニューリッチのいるところは?』
アクセスしてみようとするならば
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『スーパーリッチとニューリッチ』
▼『隣の億万長者』
▼『ラグジュアリー消費:5大ニーズ』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『スーパーリッチとニューリッチ』
一口に「お金持ち」「富裕層」といっても
実はそのレベルは千差万別です。
毎年、世界の富豪リストというものが発表されますが
その1位~10位のリストを眺めていると
そのほとんどが、起業家(創業者)か投資家で
持っている金額も200億ドル以上の人がほとんど。
彼らのようなスーパーリッチは、グローバル資本主義の成功者
といえ、日本のトップ10もほぼ似たような状況ですね。
#金額の多寡はありますが(笑)
かれらスーパーリッチには、実は・・ビジネスをしていくのは
結構難しいです。
なぜか???それは・・・「浮世離れ」しているから。
すでに経済的利益を追求するよりも
自分が興味を持っているモノならばという形になるから
すでに「ビジネス」ではなくなってしまっている場合が
多いのです。
スーパーリッチがよくやる「社会貢献」などは
ビジネスの追求では簡単には説明できませんよね?
ところが。。。ニューリッチといわれる層
本著では「年収5000万以上、金融資産1億円以上」の
人々は。。市場原理でその行動をとらえられるといいます。
つまり、彼らニューリッチに対しては
「最高のモノ・サービスを提供する」というスタンスで
ビジネスに臨むことができるのです!
著者の臼井さんは、彼らニューリッチをターゲットにした
富裕層ビジネスを始めたときの着目点として
○(スーパーリッチに比べて)対象人数が多い
○富の使い方に悩んでいる
ということを上げていらっしゃいます。
特に後者の「悩んでいる」というのは
昔からの資産家(=オールドリッチ)にくらべると
アドバイザーとしてずっとつきあってきた相手がいないため
お金の使い方の「ソルーションビジネス」というのが
成立しやすいということ。
これはそのとおりですよね♪
じつは「自分ほしいモノがどこに売っているかわからない」
という状況は結構あります。
この状況を改善するお手伝いができれば
その時点で確実にビジネスになりますからね♪
しかし。。本著で紹介されていた事例で
プライベートジェットをどこで買ったらいいのかわからなくて
日本航空に電話して聞いた人がいたというのには
びっくりしました(笑)
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▼『隣の億万長者』
今の日本、実は100人に1人の割合で
資産1億円以上持っているという事実を知っていますか?
1%と言われると多くない気がしますが
100人に1人と言われるとなぜかとっても多く感じません?
これだけいるのですから、どこかの喫茶店で
あなたの隣に座った人が億万長者だということも
十分にありえるわけです。
前に【エンビジ】で取り上げた本でも触れられていたことですが
今の富裕層=ニューリッチは、見た目つまり
外見では判断がつかないといいます。
ふつーにユニクロとか着ていますからね。
ブランドモノで固めていると言うこともまったくないのです。
本著の中で触れていたキーワードに
「3億円から8億円クラスが闇の中」とあります。
これは、数十億円以上であれば
上場企業の社長などが中心なので公開されている情報から
丹念にたどることでわかってくるのですが
3億~8億のレベルだと、ストックオプション長者や
投資取引の長者などで、予想もしない人が資産を持っている
可能性があって、まったく追跡できてないというのです。
たしかに、最近は資産を持っていても
同一銀行の支店口座に集中したりもしませんから
銀行ともしてもなかなか把握できないですからね。
そんな状況で、彼らクラスのことを一番把握しているのは
証券会社ではないか?
特にその中でも若手クラスの社員ではないか?
という論があります。
これは、ニューリッチ層が「投資」にある程度熱心であり
さらには、例え失敗しても「自己責任」という
思想があることを知っている若手の社員が
ベンチャー企業を中心に営業をかける。
すると、成果があがって顧客獲得をする
というところからの推論です。
100%正しいかどうかはわかりませんが
分析の一面としてなるほどとまるるちゃんは感じました。
ビジネスで成功すると、ある一定規模まで来ると
だいたい資金が余剰になってきます。
でも、そのお金を寝かせておくという思想はあんまり
生まれずに、せっかくある資金なのだから
ビジネス以外のジャンル。つまり投資に振り向けようという
発想がわいてくるということなんですね。。。。
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▼『ラグジュアリー消費:5大ニーズ』
さて、富裕層の消費のニーズってなんだろう?
と考えてみると、5つの大きなニーズに分けられると
いうのが本著に書かれています。
その5つとは・・・
●資産防衛
●教育
●エンターテイメント
●アンチエイジング
●セキュリティ
です。
どれも、確かに富裕層=ニューリッチにとってみると
とっても必要とされていることに思えますね。
その中でもまるるちゃんが注目したのは「教育」。
なぜここに注目したか?というと
教育への投資は「もっとも確実な投資」だと
言われていますし、まるるちゃんもそう思うからです。
そして「投資」ですから、複利の効果を考えると
早めに始めるに越したことはないです。
だから、自分たちの子弟への「教育」に富裕層は
注目するのですね。
自分たちが「自己投資」の大事さを知り尽くしているから。
そして、「資産継承」を考えたときに
子供達への教育はとっても大事だから。
さて、そこで著者の臼井さんは、スイスの名門校に
娘さんを留学させたのですが・・・・
そこには驚くべき事の連続が待ってました♪
例えば・・・
●飛行機には時刻表があることを知らない子がいる
=常にプライベートジェットだから
●家のことを「マイパレス」と呼ぶ子がいるので
遊びに行ってみたらホントに宮殿だった・・・
などなど。ワールドクラスのリッチはやることが違います!
そんな彼らとの損得抜き(ビジネス関係なし)での
人脈を作れるかどうかというのは、子供時代でしか
できませんよね?
これだけでも「教育」に投資する価値があると言えるかもしれません。
そして、名門校に通うと得られるモノとしては
伝統に裏打ちされた価値観。
「自分で生き抜く価値観・美徳」というものを教育される
と言えるのではないでしょうか。
ヨーロッパの名門校であれば100年を超える伝統を
持っている学校もめずらしくないのかなと思いますからね・・・
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『自分を含めて教育への投資をする』
確実でもっともリターンの高い再投資
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
まるるちゃんはまだ子供をもつ身分ではありませんから
子供への教育投資というのが現実のものになっていません。
でも「教育」の重要性は十分に理解しているつもりですから
今できること!という意味で
「再投資」をじゃんじゃんしています(笑)
読書もそうですし、セミナーでの勉強もそう。
そのおかげで、人とお会いしてビジネスをすることができるように
なっているわけですからね。
よく言われることに
「得たい収入の3%を自分への自己投資にあてなさい」
というものがあります。
セミナー業者の陰謀ではないか?という説もありますが(笑)
そうであったとしても、それを目標にすることで
自分がどんどんのばせていけるのであれば格言でも
何でも利用しましょう。
まるるちゃんを振り返ってみるに
現在得ている収入の3%はたぶんクリアしていると思いますが
目指しているところが高いと・・・・
得たい収入の3%はなかなかクリアできてないので
もっと精進しまーす。
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