クラッシュ・マーケティング [by ジェイ・エイブラハム (著), 金森 重樹 (翻訳) ]
クラッシュ・マーケティング 金森 重樹 実業之日本社 2009-11-06 posted at 2009/11/17 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『あのハイパワー・マーケティングの続編がでた。』
もう5年前になるんですね。
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☆気になったキーワード
『プラスの氷山』 『eXファクター』
『バーター取引』 『会員制』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『不況下に利益を上げるビジネスのやり方とは』
今、このタイミングで学ぶべきコトは
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『プラスの氷山を掘り起こせ』
▼『マーケティングのステップ設計』
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▼『プラスの氷山を掘り起こせ』
昨年のリーマンショック以降、「いわゆる不況」になったと
いわれています。
最初の内は本当になったのかどうか
見極める必要があったのかもしれませんが
心理マインドの方が先に冷え込んでしまって、
財布のひもが堅くなり実際に売上が低迷していく
そんな負のループに入ってしまったのかもしれませんが
結果として、いわゆる不況下に現在のビジネスはいるのかなと
思います。
そんな中で出てきた今回の新刊は、そのビジネス環境を
きっちり意識しているような気がします。
打つべき手段、選択肢はいろいろとあるのですが
実はいまやっていることだけでも大丈夫といえる
利益の源泉が隠れていることを、気がついていない人がとっても
多いのではないでしょうか。
これを本著では「プラスの氷山」というキーワードで
とりあげています。
儲かるかどうか、費用対効果がどうか?
という視点を考えるときに、多くの人は目の前に見えていること
だけを材料にして判断してしまいます。
「これは儲かりそうな広告だ」
「いや、今は経費節減だから広告費をカットしないと」
その判断をするときに、きちんと数字で押さえているかどうかなんです。
それも、その時広告に載せた商品のことだけではなく
その時に獲得したお客様がその後でどんな行動に出るのか?
についでまでも。
本著ではこれを「定量分析で見えるプラスの氷山」と言っています。
氷山が海の上に顔を出していると
その海面下では何倍もの大きさの氷があることを例えて
最初の投資をどのようにして長期的な成長につなげていくのがいいのか?
実際の数字で押さえてみると、最初の投資判断を
きちんとできるようになるということを例を挙げて書いてあります。
私自身、このこと事態はわかっていても
実は埋もれたままにしてしまっている「氷山」が
たくさん手元にあります(^^;;)
多くの場合、私も含めて自分が持っている財産・性質は
自分が一番わかっていなかったりします。
だからこそ、信頼できるパートナーと持っている財産の総点検をして
顕在化させていくことは、とってもいいことなのかもしれませんね。
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▼『マーケティングのステップ設計』
なんどかこのメルマガ【エンビジ】でもとりあげましたが
ビジネスを大きくする方法は実は3つしかありません。
本著の言葉を借りれば
・クライアントの数を増やす
・クライアント当たりの平均販売額を増やす
・クライアントの購入する頻度を増やす
この3つの要素のかけ算でしか大きくすることができないわけです。
ということがわかっていても(笑)
なかなかできないのが人情。
そこで本著では引き続き
「戦略的マーケティング計画」立案の9ステップ
というものが提案されています。
流れとして、よくできているので9この項目はぜひ
本著を見ていただきたいと思いますが
その中のステップ2として「キャラクターを確立する」
という部分があります。
自分や自社がどんな人物なのか、どんな会社なのか?
というところを
マーケットやクライアントに対して「上手にプレゼン」できている
かどうか、というポイントがこの「キャラクターが確立」
できているかどうかにかかっています。
映画や小説を見ているとわかると思いますが
登場人物が「シャープ」にわかるように描かれているストーリー
ほど、人気が出たりしていませんか?
私たちビジネスであってもここは同じで
たくさんある側面の中から「どの側面をクローズアップ」
して伝えていくか?と言う部分は、戦略の部分になります。
このネタは特別座談会で、監訳者の金森さんと私の間でも
話題になりました。
自分自身のキャラクターってなんだろう?
と思ったときに、正直絞り切れてない部分があって
大きく2面性があるのではないかと思ったのです。
(どんな2面性かはせっかくなので特典を見てくださいねw)
であるならば、その融合部分をうまく演出できれば
いいのではないのかな?と思っているところです。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『氷山はちゃんと深掘りしよう』
新規ばかりじゃもったいない
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本著は334ページもある厚めの本。
なかなか敬遠しがちですが
逆に「辞書的」に読むのはありではないかと思うわけです。
わたしの著書「いつも目標達成している人の読書術」でも
書かせていただきましたが、
1冊の本を最初から最後まで通読しなくてはいけない「義務」は
ありません。
1つでも何かが得られたならば高くても数千円の書籍
とのコストパフォーマンスを考えると、すぐに元は取れるもの。
そういう意味で、手元に置いて読み返すのに良い本になりそうです。
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