ランチェスター戦略「一点突破」の法則 [by 福永 雅文 (著)
ランチェスター戦略「一点突破」の法則 福永 雅文 日本実業出版社 2007-03-23 posted at 2007/03/26 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『弱者の突破戦略とは?』
突き抜けないといつまでも弱者のまま・・・
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☆気になったキーワード
『志の旗』 『戦場を定めよ』
『言語感覚』 『空中戦』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『どこに集中しよう?』
そのためには何を決める?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『エゴからスタートする』
▼『自ら売り切る力を持て』
▼『勝ち癖の法則』
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▼『エゴからスタートする』
弱者の戦略は、「差別化」することから
はじまるのですが、その差別化はどの段階で
するものなんでしょうか??
ここで、どうして「どの段階か?」ということを
気にしなくてはいけないのか?というと
弱者が対決することになる強者には
とある「最強の戦略」があるからなのです。
その戦略とは・・・【ミート戦略】
つまり、弱者が差別化として取った戦略を
そのまままねすることで、差別化要素をなくしてしまおう
という戦略です。
強者からするとこうすることによって
違いは「規模」や「知名度」だけになりますから
自社にとって有利に働くのです。
弱者からするとこんなことをされてはたまったものではない(^^;;)
のですが、そんなことを嘆いているだけではだめですよね。
ところがこの「ミート戦略」をされたとしても
自社の行動が「理念」に裏打ちされたものであれば・・・
決して潰されてしまうことはないのです。
それは「理念」があれば、その理念に基づいた行動を
次々と打ち出していくことで、強者の「ミート戦略」との
時間差だってつけられるからですね。
でもこの「理念」、なかなかどうして机上の空論に
なりがち(^^;;)
どうしたら、「額に飾るだけ」の理念にならずに
実際と融合できるか?といえば・・・・
自分たちのエゴ、本音のドロドロした部分から
スタートできるかどうかではないかということを
福永さんはおっしゃっています。
例としてあげられていたのが、織田信長の「天下布武」。
これはもともとは、自分が「天下人になる!」という
信長自身の野望を表明したものですが
自分のエゴだけではなく、
既得権益と戦う覚悟がある自分が天下をとって
平和で自由で公正な社会をつくる!
という使命を持ったものに昇華されているのです。
たとえスタートがエゴや自分だけの欲求であっても
それを支持するような「使命感」「信念」となっていけば
周りからは必ず支持される。
そんなものをつくり出していかないといけませんね。
まるるちゃん自身のビジネスでも、自分の中で
ある意味の「信念」を持ってやりはじめているので
おかげさまで、現時点で続いているのかもしれません♪
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▼『自ら売り切る力を持て』
実際にビジネスで何かを売っていくときに
・自分で売る
・代理店網を構築して、売ってもらう
という2つのパターンが大きく分けるとあるとおもいます。
リアルのビジネスでは、後者の代理店というのは
かなりつかわれるもので、
実際、自分の会社だけではサポートするのも
全国という商圏ではなかなか難しいので
どうしても、代理店という仕組みをつかいたくなります。
が・・・代理店制度をつかうのであれば
まず、集中してやっておかないといけないことがあります。
それは・・・・
自らが売り切る力を持つこと。
売れるけど、周りから手伝ってもらう(=代理店)というのと
売れないから手伝ってもらうのでは
外見は同じでも、意味が全然違ってきますよね。
売れるということは、代理店からしても
がんばれば、自分たちにも売上があがり、利益が出る!
ということがわかりやすく伝わりますから
やる気があがりますが
「売れない」と思われるものに対しては
労力に見合うだけの利益が取れないと予測されてしまって
だれも「代理店」としての活動をまともにやってくれません。
だって、売るものは他にもいくらでもあるわけですからね。
ですから、弱者としては、かならず
「自分で売る力」というものをつけないといけません。
例え、小さな商圏であっても
実力を示せるかどうかは、重要な要素なのです。
最初に「与えて」こそ、周りからの協力も得られる
というのはまさにこのことですね。
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▼『勝ち癖の法則』
人は、、こんな特長があると言うことは
これまで【エンビジ】でもとりあげたことがありますし
いろんな方・ビジネス書でも言われていることです。
それは・・
苦痛を避けて、快楽を得る
という本能。
嫌なことはやりたくない・気持ちのいいことをしたい。
ということですね。
だからこそ、弱者にとって必要なことは
「勝ち癖をつける=勝つことの美味を覚える」
ことなんです。
勝てない!と負け犬になってしまっていると
努力することは苦痛ですから、だれもやらなくなりますが
勝つことが「美味」であることを知っていれば・・・
何度でも味わいたいじゃないですか!!♪
そのために、
勝てる土俵に入る
=> 勝つことを味わう
=> また勝つために創意工夫をする
という、好循環の流れを最初は意図的につくりださないと
いけないのです。
そのために「勝てる土俵に限定して勝負する」
ことが弱者として取り組むことになるわけですね。
勝てる土俵=基本的には競争がない領域
とまるるちゃんは理解しています。
たとえば、【エンビジ】というメルマガ。
2004年の創刊当時、書評メルマガは数多く存在していて
すでに万の単位の読者さんがついているメルマガもありました。
そのメルマガさんたちと同じように
ただ本の紹介だけをしていては、勝負にならない。
まるるちゃんはそんな風に思って
だったら「エンジニア」という切り口で
引用のように紹介するのではなく、本から得たものを
文章として紡ぎ出していく形ならいいのでは?
と、他の方とは違うやり方でメルマガを書いていった
おかげで今の2年半以上続けられると言うことになったのだと思います。
ある意味「勝ち癖」ですね。
何に対して勝ったのか?というと
「自分のさぼり癖」に対するかな~とは思いますが(笑)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『理念あっての戦略、戦略あっての戦術』
当たり前だけどなかなかできないこと
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戦略の失敗を戦術で補うことはできないというのは
軍事の常識と言われています。
そして、現代では軍事だけではなくビジネスでも同じ。
上位概念がしっかりしていないと、いくら下位のところで
がんばっても勝負にならないわけです。
でも【理念】なんてもの、今は思いついてないよー。
その気持ちとってもよくわかります(笑)
ビジネスにせよ何にせよ、スタートするときには
がむしゃらに動けるだけ動いて、うまくいったものを
立ち上げていくのが、泥臭いですが本来の姿。
そんなときに、「理想」「信念」といわれても
はて、、それは?となってしまいます。
が・・・実はそうやって泥臭く動いていることで
本当に自分がやりたいことってなんだろう?
とか
このために活動しているのだ。
そんな自分にとっての「ミッション」が見えてくるのでは
ないでしょうか。
すでに人生のミッションを見つけているあなた。
ぜひそのミッションを実現すべく、がんばってください!
まだミッションをこれから捜すんだ!というあなた。
まるるちゃんもまだまだ完全に決め切れてませんから
これから捜している途中です。
一緒にがんばりましょうね~!
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