餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? [by 林 總 (著)]
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 林 總 ダイヤモンド社 2006-09-29 posted at 2006/12/05 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『タイトルに引っかかりました(笑)』
どちらもおいしそうなので・・・
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☆気になったキーワード
『だまし絵と隠し絵』 『現金製造機』
『損益分岐点』 『スピード』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『会計の可視化とは?』
会計を経営に生かす考え方とは?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『会計はだまし絵隠し絵だ』
▼『リストラとは?:元の現金に戻す』
▼『キャッシュは現実:嘘をつかない』
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▼『会計はだまし絵隠し絵だ』
会計書は会社の真実を表していると思いますか?
と、経営者の方に聴いたら
たぶん「No」という答えが返ってきそうです。
脱税をして裏帳簿をつけている人は論外ですが
普通に経営を行っている場合でも、会計報告書は
真実を表していないかもしれないのです。
というのは・・・・
会計のルールというものは絶対的な真実を
求めていないからです。
売上げの計上基準や、経費のかけ方の計上方法など
会社それぞれにおいて、かなりの自由度があり
主観がかなり入っているからなのです。
え?どういうこと?と思ったかもしれません。
なぜ基準が異なることができるのか??というと
会計は永遠の期間を含んだものではなく
会計期間というある区切られた期間における
会社の成績に過ぎないからなのです。
そう、期間を区切ると言うことは
期間をまたぐものの処理については、会社の主観を
ルールの範囲内で入れることができるんです。
この「主観」がはいってくるだけでも
真実がだんだんぼやけてきていますね。
そして。。。さらにいうと、会計は「要約された近似値」
でしかないということ。
あくまで「だいたい」の数値として会社の全体像を
とらえるものですから、「かちっとした数字」ではなく
「概算」なんですね。
逆に、経営者としては常にかちっとした数字を出されても
情報量が膨大すぎて、受け止められませんけどね(笑)
この「要約」にすぎないことから、「だまし絵」でもあり「隠し絵」
となってしまうんですね。
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▼『リストラとは?:元の現金に戻す』
最近は一段落してきましたが、数年前まで「リストラ」
の嵐が吹き荒れていました。
この「リストラ」という言葉を聞くと
多くの人の頭に思い浮かぶのが「首切り」ではないでしょうか。
不要人員を削減することが先行してしまって
経営者側の都合のいい人員整理に使われていた場合も
多々あったかもしれません。
でも、、実はリストラ=再構築というのが本来の意味。
この意味からすると、本来あるべきなのは
会社の仕組みの再構築なのです。
会社組織というのは、自分の持っている資産
究極的な出発点としては出資金である「現金」を
つかって、それ以上の「現金」を生み出すことを目的として
存在している組織です。
つまり「現金製造機」なんですね。
この「現金製造機」の効率をあげるのが、再構築である
リストラなのです。
ということは・・・・なにをしないといけないですかね?
はい。
【現金を産まない資産を処分=>元の現金に戻す】
という作業が必要になってくるのです。
元の現金に戻して、会社組織をダイエットすれば
この現金を再度現金製造機に投入することで
より効率的に「現金」を生み出すことができるようになります。
この仕組みを把握しているかどうかで大きく変わってきそうです。
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▼『キャッシュは現実:嘘をつかない』
最初に「会計はだまし絵だ」という話を書きましたが
では、真実を示している情報というのがどこにもないのか?
というと、こんな言葉が本著にはあります。
「キャッシュは現実」であるというもの。
そう、会計資料をいろいろといじくったとしても
手元に残っている「キャッシュ」は変わりようがありません。
だからこそ、「現実」を示しているんです。
では、その「キャッシュ」を元に判断すればよくて
会計資料なんていらないじゃん!という声が聞こえてきそうです。
小売りのお店で、現金だけで商売している場合には
確かにそれでもある程度はいけます。
子供のお小遣い帳とかもそうですね♪
でも・・・・ビジネスの現実ではなかなか厳しいモノがあります。
というのは、その「キャッシュには色づけができない」
からなんです。
どういうことかというと、今手元に残っている「キャッシュ」が
いったいどうやって生まれたのか?ということが
全然わからないからなんです。
ちゃんと売上が上がったからキャッシュが生み出されたのか
借金をしてその結果お金がでてきたのか
それとも、財産の切り売りをした結果キャッシュになったのか?
どのパターンでもキャッシュを生み出すことはできますよね?
でも、その意味合いというのは全然ちがっているのです。
その重要性を判断できるように「キャッシュフロー」という
形で、流れを【可視化】する必要があるのです。
嘘をつかないキャッシュも、残高だけ見ていては
なんにもわからないので、出入りの「理由」をまとめる必要が
あるということなんですね。
まるるちゃんのビジネスの場合には、まだ複雑な
キャッシュフローの流れになっていないので
今後のために、いろいろとそのあたりを勉強していきたいですね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『会計の裏を見抜く』
恣意的な要素を見抜く力を持ちたい
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
会計は難しい。
これが「常識」としてまかり通っていると思います。
確かに、わからない立場からすると
難しいことや、用語などのところでつまってしまって
先に入っていくことができません。
ただ、おかげさまでまるるちゃんは
「会計」というものが避けて通れない立場になってきたので
実践していくことで学べることって多いな~
ということを強く感じています。
自分がやっていないことは「概念として理解」しているので
逆に「ぼや~」っとぼやけていることってないですか?
それが自分の手や頭を動かしてみることで
初めて、漠然ではなくて「もやが晴れるように」はっきりと
見えてくると思うんです。
餃子屋さんにせよ、フレンチレストランにせよ
実際に経営している人にとってはあたりまえのことかも
しれませんが、知らない人にとっては
とってもキャッチーなタイトルの本著。
お腹が減っている早朝に文章を書いているまるるちゃんに
とってはとっても目の毒なキーワードです(笑)
関連記事:
http://blog.goo.ne.jp/chibimeru/e/413766134ff7ad37759509ef9bae8147/http://ftopapa.blog.ocn.ne.jp/dokusyo/2006/12/post_8509.html/http://blog.goo.ne.jp/eytoku/e/dbab53c7c332f04e7fb57ab89365edad/http://ameblo.jp/bfcafe/entry-10021543088.html
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