あっ、買っちゃった。 一瞬でお客に反応させる快感マーケティング [by 松本 朋子 (著)]
あっ、買っちゃった。 一瞬でお客に反応させる快感マーケティング 松本 朋子 フォレスト出版 2006-11-25 posted at 2006/12/16 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『これまでと違うマーケティングとは?』
着眼点の違いはなんだろう?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『買っちゃった』 『男脳・女脳』
『理性的』 『レシート』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『売れる理由はなんだ?』
「買おう」じゃなくて「買っちゃった」とは?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『気持ちよいことをした!』
▼『レシートのヒミツ:主人公は自分だけじゃない』
▼『○○そうだから買う!』
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▼『気持ちよいことをした!』
普通に「買った」でいいはずのところを
「買ってしまった!」と話しちゃったりしません?
その違いは何から生まれるんでしょうか??
「買ってしまった」と発言しているとき
あなたの頭の中には「後悔」の念はありますか?
実は・・・後悔なんてなくて(笑)
「気持ちいいことをした!」という想いがほとんどなんです。
というのも・・「イケナイことをしたとき」って
後ろめたさがちょっとだけで、あとは
「やっちゃった♪(笑)」という感じではないですか?
アレなんですね・・・・。
何かモノを買ったりサービスを利用する時って
「理性的に」判断する人と、「感情」で動く人がいると言います。
一般的には、前者は男性で後者は女性。
正確には「男脳」の持ち主は理性的に判断し
「女脳」だと感情で購入の決断をすると言います。
となると・・・提供者側が一生懸命やっていること
「差別化」が実は的外れになってしまうことが結構あるです。
「この機能をつけると高性能になるぞ~」
「ここまで最高スペックにものはまずない!」
と、エンジニア的には走ってしまいそうですが(爆)
それでは「全然感情に訴えかけない」のですね(泣)
イケナイことをしている感覚を
常に自分でも抱いていたいモノです(笑)
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▼『レシートのヒミツ:主人公は自分だけじゃない』
さて、本著のキモ、「レシート」分析による
マーケティングです。
著者の松本さんがおっしゃるには「アンケート」は
意味がないところが多いと言います。
というのも、先に書いたように「感情で」買い物をすることを
考えると、そのときの感情を思い出さないと
正確なデータが得られないのですが
アンケートを書いているときに、感情を覚えているか?
というと残念ながらそういうことはないからです。
憶えていることと言えば「今何をやっているか」など
ホンの一握りの情報だけ(笑)
たしかに、まるるちゃんも感情の動きが少ない方ではありますが
その少ない感情の情報も時間がたてば
ほとんど忘れてしまいますからね(笑)
さて、そんなレシートからわかることでまるるちゃんが
おもしろいな~と思ったのは「関係消費」というキーワード。
ん?
松本さんの定義によると、購入者本人のために買うのではなく
購入者が「主人公」ではない消費のことをいうようです。
つまり・・・・例えば購入者は主婦であれば
誰のために買うのか?というと、子供のためだったりご主人のため。
そうです、自分を喜ばせるのではなく
他の人が主人公として喜ぶであろうことを想定して
購入する消費のことなんです。
これ、男性よりも女性の方が圧倒的に率がおおい
消費のような気がします。
ご主人は「奥さんにいわれたからおみやげを買って帰るんだよ~(笑)」
という声がとっても多いですが
奥様は「旦那がよろこぶかな~」と小さなプレゼントを買ったり
おいしそうなアイスクリームがあったら買って帰ったりとね。
このあたりを押さえるか、押さえないかで
だいぶ変わってくると思いますよ。ホントに。
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▼『○○そうだから買う!』
今までに買ったことがない物を買おうとするときには
どんな気持ちで物を買うのでしょうか?
って考えてみると、例えば食べ物を買うときだったら
「おいしそうだから、買ってみよう!」
ではないですか?
これが「○○そう」=期待消費!なんです。
大事なのはこの「初回の購入」に結びつけられるだけの
イメージを持ってもらえるかどうかではないでしょうか?
ほとんどの商品・サービスは、強いブランド力
すなわち、商品のレベルがわからなくても喜んで買ってもらえる
状況を持っていない状態で売られています。
特にまるるちゃんを含めてベンチャー企業では
ほぼ100%そういう状況です。
そんなときに・・・最初に手にとってもらって
購入してもらうためには「期待にそそられる」かどうかというのは
とっても大きなポイントなのです。
そしてその期待にそうように内容が伴っていれば
「幸せに浸ってもらえ」ますから、リピートにつながっていくわけです。
これが松本さんが期待消費の対極としてあげられている
「納得消費」ということになると話が違ってきます。
納得消費というのは理性的に「安い」「便利」という
理由付けで購入することなのですが
この場合、それ以上に「安い」「便利」なものがでてくると
あっさりと乗り換えられてしまうと思いません?
たしかに、100円ショップの商品それ自体には愛着は
内容な気がしますね。
あくまで「100円ショップ」自体が魅力なだけで。
そう考えると期待=>浸るという黄金リレーがあれば
他者を寄せ付けない強さを発揮しますから
自分もそうありたいなと思います!
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『期待による幸福感をもてるモノを考えよう』
実際も期待に違わなければリピータになってもらえる
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
まるるちゃん自身は、お買い物をあんまりしない人なので
いろんな意味で勉強になりました。
&まるるちゃんが好きなのはインターネットの世界なのかも(笑)
とか思っていました。
コンビニでの買い物をするときには
最近は「あ、これおいしそうかも!」と思って
新製品に手をよく出すなぁと自分のことを読みながら
思い出したりします(笑)
ただ、こう考えるとレシートをたくさん誰かに
見られると自分の内情をばらしているようで
ある意味気持ち悪いですね(^^;;)
シュレッダーにかけて捨てる時代が近くまで
来ているんでしょうか???
あっ、買っちゃった。 一瞬でお客に反応させる快感マーケティング
関連記事:
http://ameblo.jp/tsuji2005/entry-10020983654.html
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