姫様商売―身近なセレブでブームをつくる! [by 平舘 美木 (著)]
姫様商売―身近なセレブでブームを作る 平舘 美木 日本経済新聞社 2006-04 posted at 2006/07/08 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『ブームを身近に作り出すとは??』
結構みんな悩んでいます。
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☆気になったキーワード
『ヒメ』 『流行を仕掛ける側』
『えこひいき』 『世界観』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『ヒメのココロをつかむには?』
トレンドに敏感で、周りへの影響力も強い人です
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『力業美人-よいところを引き出す努力』
▼『「ひとめぼれ」-こころの中で期待していたストーリー』
▼『「えこひいき」-フィードバックとして』
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▼『力業美人-よいところを引き出す努力』
「ヒメクラブ」という会社名で始めた平舘さん。
最初は「銀座のクラブ?」と営業を受けた会社は誤解したと言います(笑)
そんな「ヒメ」ってどんな人たちなんでしょう?
それは・・「まわりへの影響力」を持っているリーダー
そしてそのクチコミは、自分が「いい」と思ったモノだけを
伝えていく彼女たちのことです。
ですからその必須条件としては「情報力」をもっていること。
そしてその情報を元に、周りのみんなに「得」を分け与えている人
のことなのです。
その「ヒメ」たちは、美人!と言われる人が多いと言うことなのですが
実は「素材がいい」という天然美人である人は実はそれほど
いないのだとか。
そうではなくて、自分で「よいところを引き出す努力」を
常にし続ける「力業美人」なんです。
ですからこそ、美容のための情報をいつでも収集し続ける。
どれも自分で試してみる。その結果、うまくいったものを伝える
ことができるんですね。
これってビジネスでも同じです。うまくいった成功事例を
「パッケージ化」することができればその情報に対する
需要というのはかなり高い。
それも、その「パッケージ」が誰にでもできる敷居の低いモノ
であれば余計にそうですよね♪
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▼『「ひとめぼれ」-こころの中で期待していたストーリー』
誰もが持っているお姫様願望。
その源泉に成っているモノの一つに「シンデレラ」の物語がある
といわれています。
王子様が、ガラスの靴をもって迎えに来てくれてハッピーエンド・・
女の子なら誰もがあこがれるといわれるシチュエーションですよね。
その「こころの中で期待していたストーリー」を目の前に
提示されれば、「これが自分の期待していたモノだ!」と
ひとめぼれしてしまうとは思いませんか?
わかりやすいコンセプト+ストーリー+見た目のインパクト
という3つの要素が求められるのはそういう理由なのです。
特に大事なのがストーリー。基本的には「ハッピーエンド」という
王道がよいのに、加えて、きちんと先のビジョンが見えていることが
大事。
このサービスやモノを使うと、いったいどんな結果が得られるんだろうか?
この男性と結婚すると、どういう生活があるんだろうか?という夢を
語る男性にいつの時代でも女性がコロッと惚れてしまうのもわかりますよね。
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▼『「えこひいき」-フィードバックとして』
「えこひいき」ってよくないことだと思っていませんか?
実は・・・「よくない」えこひいきと「よい」えこひいきがあるんです。
「よくない」のは、なぜその人がえこひいきされたのかが
全くわからない、もしくは納得できない場合。
会社で働いていて仕事が全くできないのに、上司へのごますりだけで
出世していく人がまさにこのパターンですね。
逆に、メンバーのモチベーションを高めることができる
「よい」えこひいきというものが存在します。
それが「よくない」ものの逆。
「何らかの行動・成果に対するフィードバック」である
【えこひいき】なんです。
企業へのメッセージで、とても役にたつ提言をしてくれた「ヒメ」には
製品発表会のディナーに招待される。
そしてそれがコミュニティの会報で掲載される
すると・・・「次は私が!」という気持ちになりませんか?
本来、ビジネスの場面でも給料の成果報酬や
昇進・昇格・表彰というものがそういう「えこひいき」であるべきなのが
残念ながら、どういう理由でというのが不透明なので
モチベーションのアップにつながっていないのだと思います。
右肩上がりのビジネスであれば、固定給+成果報酬で十分な
報酬を支払うことができるからこそ、さらに伸びていくという
【よい循環】を起こすことができるんですね。
そして・・・「理由無く」えこひいきされてしまうと
メンバーの中でいずらくなってしまう、というのも日本の社会。
きちんと「なぜ?」というフィードバックをしながらの
えこひいきは是非していきたいですね~。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『えこひいきしてみる』
それが公正・公開のものであれば・・・
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「えこひいき」という言葉に、すごいネガティブな印象を
まるるちゃんは、持っていました。
ところが、確かにこうやって改めて振り返ってみると
実はとても大事なことなんですね。
改めて考えてみましたが「結果平等」と「機会平等」というのは
大きく違います。
チャンスはきちんと平等に与えるべきですが
そのアウトプットに対しては、きちんと「えこひいき」があって
アウトプットがたくさんある人にはきちんと、よい結果が
いきわたるようにするのが、経営者として考えるべき姿なんでしょうね。
その、課程がきちんとフィードバックされることが条件として。
それができて初めて「リーダー」として、メンバーから認められる
ようになれるんだと思います。
まだまだ、修行していかねば!まるるちゃんも。
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