ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 [by C.K.プラハラード (著), スカイライト コンサルティング (翻訳)]
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 C.K.プラハラード スカイライト コンサルティング 英治出版 2005-09-01 posted at 2005/09/17 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『BOP?』
「Bottom Of the Pyramid(ピラミッド)」の略です
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☆気になったキーワード
『イノベーション』 『富を創造』
『ネットワーク』 『取引継続力』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『従来考えられなかった市場とは?』
これまでの企業が見向きもしかなった市場とは?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『フレームワーク:貧困を緩和する』
▼『消費力を作り出す』
▼『イノベーション:プロセスの革新』
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▼『フレームワーク:貧困を緩和する』
これまでの一般的な常識ってこんなものではないですか?
BOPな人々は、貧困だ。
だから生活に必要最低限のものしか買うことができないので
それ以上のサービスは提供しても無駄だ。
あたっている部分がまったくないとはいいません。
戦争・内戦から着の身着のままで逃げてきた難民のみなさん
などは、そういう感じですよね。命がまず一番大事ですから。
ところが、先進国以外の人間がみなそうだ!というとそんなことは
ないのです。
実際には【創造的な起業家】でもありますし【価値を重視する消費者】
でもあるのです。
それが「お金が少ない」という理由だけで、購買力が低いだけ。
ですから、企業として、自身の本業の英知をもって
【貧困をなくすフレームワーク】を作り出すことができれば
貧困の撲滅と、企業の発展を両立させることができるのです!
おなかをすかせている人がいたら「魚をあげる」のではなく
「魚の釣り方を教えてあげる」のが未来を考えたときに正しいこと。
そして、釣りのえさを買ってもらうことで自らもWinになれますよね?
もしあなたが魚のえさを売っている企業であれば
こういうアプローチができると思いませんか?
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▼『消費力を作り出す』
さて、そうはいっても最初の取っ掛かりをどうしましょう?
普段自分たちが販売している価格の高い商品を持っていっても
もちろん売れません。
そこで、、、、「消費力をつくりだしましょう」
BOPの世界でも買ってもらえるような商品を開発するのです。
え?BOPにあわせて新しい商品開発をするのは
開発費にあわないよ!!!
商品開発=新商品 というのではないんです。
たとえば「使いきりパック」。
量を小分けにすれば、当然ですが商品価格を下げることができますよね?
価格が手ごろになれば、購入してもらえる可能性も高まるんです。
この手ごろな価格に見合う価値がある!と思ってもらえるならば。
これは何を改善しているかというと、自らの商品に対する
【アクセス】を改善しているんです。
今まで先進国で売っている商品ではなく
BOPの【時間】【場所】にあわせた商品パッケージとすることで
彼らの「消費力」を作り出すことができるということ。
彼らは一人一人の購買力が高くなくても、人数の絶対数はすごいです。
このアプローチであれば、これまで手付かずの巨大市場へ
入っていくことができるんですね♪
これを今のインターネットの世界に当てはめてみると
最近、【情報起業】というコンセプトが盛んです。
みなさん1万円とか2万円の高額商材を販売されています。
まさに「先進」している人にしか買えない価格です(^^;;)
ですから、まるるちゃんがe-Bookを販売するとしたら
もっと手ごろな価格のものにしたいな~と思うんです。
だってより広範囲の方に読んでもらいたいですからね(笑)
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▼『イノベーション:プロセスの革新』
これまで、BOPの世界で商売をしようとして失敗した事例が
多いのは、
先進国向けの商品をそのままBOPでも販売しようとした
からではないでしょうか?
もし、パッケージを変えたとしても実はそれだけでは
だめなんです・・。
なぜなら、一般的に先進国に比べてBOPの方が
【使用環境が苛酷】であるからなんです。
普段、まるるちゃんはじめみんなが気軽に使っている電気製品。
これをBOPの世界にそのまま持って行ったら
壊れてしまう確率はかなりあがります。
なぜなら
・電源が安定してない(電圧の変動・頻発する停電)
・温度・湿度環境が過酷
・メンテナンスする知識の不足/熟練技術者の確保が難しい
・サポート拠点の確保の難しさ
これだけでも、エンジニアとしては結構げんなりきます(笑)
ですから、発想を変えましょう。
「BOPでつかえるものを最初から開発する」
こうすることにより、実はとてもいろんなものが得られるんです。
・熟練していない人でも作業対応が可能になる【作業の標準化】
・プロセスを簡単に
・過酷な使用環境にも耐える
・コストを低く抑える(でないと買ってもらえない)
これって実は、その後に先進国にもっていっても
十分に使えるものですよね??
そうなんです。実は先進国向けビジネスって、コスト・環境などの
面である程度の「甘え」が比較的許される市場なんです。
ですから、「厳しい」市場で鍛えられたBOP生まれのサービスは
そのまま「先進国」市場に持ち込むことができると思いませんか?
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『BOPで成功すれば垂直展開できる!』
これまでの発想とは逆の展開!
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今回の一冊は、アマゾン・ドットコムが選んだ2004年全米No.1
ビジネス書、『The Fortune At The Bottom Of The Pyramid』の
邦訳版です。
※参考:『The Fortune At The Bottom Of The Pyramid』
http://amazon.co.jp/o/ASIN/0131467506/maruruchan-22/ref=nosim
いままで、一般的に「世界市場」というと
先進国のレベルが中心に考えられてきました。
そう、「お金を持っていないと物は買ってもらえない」
これは一面真実ですが、実は真実でない部分も含んでいるってこと
なんですね。
持っているお金の量が問題なのではなく
自分がサービスしている領域に使ってもらえる、お金がいくらなのか?
これが問題なのです。
日本人は不動産・持ち家を買うのが大好きですが
逆に、川に船を浮かべて住んでいる人や
土地を不法占拠して住んでいる人なんかは、いつなくなるか
わからない家に投資をすることはまずないわけです。
すると、その分お金は違うところに使われるんですね。
携帯電話をみなが使うようになって、音楽業界のCDの
売り上げが減ったといいます。
持っている可処分所得がいったい今、どこに使われているんだろうか?
これに注目しないといけませんね。
ちなみにまるるちゃんは、携帯電話もCDもどちらにもあまり投資
していません(笑)
ということは、その分の可処分所得は????
セミナーや教材費ですね(爆)
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略
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