新富裕層マーケティング [by ポール・ヌーンズ (著), ブライアン・ジョンソン (著)]
“新富裕層”マーケティング ポール・ヌーンズ ブライアン・ジョンソン 桜内 篤子 ランダムハウス講談社 2005-05-19 posted at 2005/08/07 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『【新】。何があたらしい?』
どんな人たちなんでしょうか?
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☆気になったキーワード
『ほとんどリッチ』 『それぞれに手が届く価格』
『人は区別しない』 『新たなミドルグラウンド』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『新たな層を取り込むには?』
この「新富裕層」はかなりいい感じのようだ。
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『時間の浪費を嫌う』
▼『新たなミドルグラウンド』
▼『新たな所有形態』
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▼『時間の浪費を嫌う』
お金を節約しましょう。節約は美徳です。
こんな教育を受けてきた方が多いと思います。
でも、自分ですべてのことをやってしまうのがよいのでしょうか?
得意でないことでも、自分ができるのであれば
全部自分がやったほうがいいのでしょうか?
この考えは実は「時間はタダである」という思想を元に
発想されているのだと思います。
時間を使ったとしても、お金を使わなければいいよね!という考えですね。
実は、お金を持っている人は、お金よりも時間が大事です!
という考え方に立脚しています。
これは「時間豊富、お金少ない」という人か
「お金はたくさんあるけど、時間がない」という人かによって
考え方が違っていて当然ということです。
新富裕層と呼ばれる人たちは、ある程度所得に裕福な人たち。
逆に時間が足りなくて困っている!という人たちなのです。
であればそのニーズにこたえるために、時間を節約してあげることが
できるサービスを考えればいいですよね?
いくつものお店に電話しなくてはいけない状況を
もしあなたのところに一本電話すればあとは全部お任せ♪
というサービスであれば、確実に時間の節約ができますから
「時間の浪費を嫌う」人たちからのニーズは確実にあるわけです。
まるるちゃんは「富裕層」ではありませんが
時間をもっとほしくて欠乏症になっているので
ある程度妥当な対価であれば喜んで支払うと思います~。
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▼『新たなミドルグラウンド』
いままでのサービスは
・安いけれども、品質もよくない
・品質はめちゃくちゃいいんだけれども、値段もめちゃくちゃ高い
の二極化したサービス・モノしか存在していませんでした。
正確には存在していない領域が多かったのです。
ですから、ある程度お金を持っている「新富裕層」からすると
「帯に短したすきに長し」と言った感が強かったといえます。
そう、そこに誰も上陸していない【無人島】があるということですね!
そこで一番になることができれば、圧倒的な強者になることが
できます♪
何事も、高い価格と時間をかければできますが
あくまで狙いは「ミドルグラウンド」
ということは逆に「価格から逆算」して
その範囲でどんな価値を提供できるだろうか?と考えてみるのは
どうでしょうか?
大量生産品の安いサービスでは画一的なものになりますが
このミドルグラウンドでは「カスタマイズ」ができます。
そのカスタマイズの限界を設定してあげることで
価格をある程度抑える。
「セミオーダーメイド」はこのはしりですね。
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▼『新たな所有形態』
マンション買いませんか?別荘は?
そんな売込みがたまにきます(笑)
でも、現実的なまるるちゃんとしては、買うお金があったとしても
「どうやって維持していこう?」って考えてしまうのです。
どうしても普段使わないものって痛みがはやくなりますからね。
そう、これが「所有の負担」と呼ばれるものなのです。
今はメンテナンス・保管を例としてあげましたが
ほかに「レストア」であるとか「処分」のコストもかかってきます。
そこで最近じわじわと流行してきているのが【シェアリング】。
なんで人気があるかといえば、この「所有の負担」を減らしてくれる
からです。
つまり「所有権」と「責任」を分離してくれるんです。
【シェアリング】であればそれを管理する管理組織が
大体の場合存在しますから、「負担」の部分に関しては
少々のコストをかけることでこれを肩代わりしてくれますし
このコストも【シェアリング】することができますよね。
あとは、「いつでもどこでも使いたいんだけど」という
欲求が発生するか否かを検討して、この欲求がないのであれば
【シェアリング】というのは十分検討に値するものだなと
思います。
さすがに、自宅を【シェアリング】するのは・・(笑)
1年のうち半分しか住めませんなんて(爆)
あ、いわゆるルームシェアというのはいいかもしれませんね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『新しいニーズを満たせるものをつくる!』
いままでになかったものを提供できるように。
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この本おもしろかったです。
自分の「時間」に対する価値観を、代弁してもらっている気がしたから
かもしれません。
自分自身まだまだ「富裕層」ではありませんが
そうなれる価値観をもっているということなんでしょうか?(笑)
自分の得意なこと、自分の好きなことに時間を使いたい!
と思うのって不思議なことなんでしょうか?
それとも、みんなやりたい!と思っているけど
いろんなしがらみがあってできないことなんでしょうか??
まるるちゃんも、まだまだ好きなこと・得意なことだけをやって
そのほかのことをほかの方に任せられるような身分では
ありません(笑)
でも、未来においてはそういう風になれると信じていますし
そういう方向をゴールに目指して進んで生きたいと思っています。
ぜひ皆さんのご意見をお聞かせください~。
⇒ maruru_chan_chan@yahoo.co.jp
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