マーケティング大進化論 [by 牧野 真 (著) ]
マーケティング大進化論 牧野 真 中経出版 2006-10-31 posted at 2006/11/28 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『常識とは?』
マーケティングの常識が崩れるそうです
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☆気になったキーワード
『イメージを食べて』 『IQ』
『仮説構築力』 『テイスト』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『マーケティングの本質とは?』
何を中心にそえる?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『イメージを食べて生きている』
▼『お客がほしがれば売れる』
▼『真実の適正価格とは?』
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▼『イメージを食べて生きている』
マーケット(=市場)は「消費者の頭の中にある」
と牧野さんはおっしゃいます。
今や、モノが余っている時代。
ただ製品を作って売るだけでは売れない時代になりました。。。
では、いったい何が市場を引っ張っているかというと
「イメージ」なんですね。
イメージとはスタイルとも言い換えられると
本著では書かれています。
つまり「消費者はイメージを食べて生きている」と
いうのです。
例えば、女性用下着の広告。
なんで外国人の女性ばかりなんでしょうか??
日本人向けに売るのだったら、日本人の方が
親近感が湧くでしょうに・・・。
#男性だけ?(笑)
と、購買層の女性からすると親近感というよりは
「リアル」過ぎて経験されてしまうんだそうです。
というのも「あこがれ」を想起する=ハレの世界を
下着というモノに対して思い浮かべるんだそうで
この非日常にふさわしいのは、外国人だという「イメージ」から
なんですね。
このような新しい「スタイル」を作り出すことが出来る人
というのは、そのまま市場を創り出すことができる。
そんな風に思いますね。
それによって大きなメリットも生まれますから。
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▼『お客がほしがれば売れる』
そのメリットというのは「独自性」です。
誰もが持っていなかったスタイルを、形にして
売っていくわけですから、その時点で競争者ゼロです。
まるるちゃんは知らなかったのですが
本著で挙げられていた例で、「化粧品」の中古マーケットって
結構繁盛しているんだそうです。
ちょっと使ってみたら肌に合わないとか
自分の好みじゃなかったと言うときに、今までだったら
部屋に残っていたり、ゴミになってしまっていたモノが
「商品」として売り出されているんですからある意味びっくりですよね。
それまでは「新品」だけが商品であると思われていたのですから。
このように、商売にルールはないのです。
特に「素人」が参入する場合には。
ただ一つルールがあるとすれば「お客がほしがれば売れる」
というルールだけ。
ビジネスをしていく上で、絶対に必要なのが
「顧客=買ってくださる方」です。
この顧客を確保できていて
さらには、「参入障壁」の高いビジネスをもし
あなたが持っていたとしたら・・・・・
とんでもなく、おいしいスタンスを持っていることになりますね。。。
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▼『真実の適正価格とは?』
「○○」という商品カテゴリーに対しては
「△△円だと高いよ・・」とか「□□円なんて安い!」
など、「○○」という名称に対しての価格の感覚というのが
ありますよね?
これをカテゴリープライスというそうなのですが
消費者の心理として、だいたい次の3つがあるそうです。
1)価格が高いモノは価値が高いと感じる
よくわからないモノに対しては
大体こんな風に感じちゃいますよね(^^;;)
安いってことは品質が悪いんだろうと・・
2)カテゴリーによって価格帯がある
さきほど書いたとおり、「○○」だったら
「高くてもいくらくらいだろう」とか
「これ以上安いと駄目なやつだ」などですね。
3)価格が高くなっても購入率が下がらない範囲
そしてこれが大事なのですが、一般的には
価格が高くなると購入者の数は減るという反比例の
関係にあるのですが、
実は・・ある範囲においては価格が高くなっても
購入者は減らない範囲というのが存在しているのです!
例えばビジネス書。1500円の本が例えば1600円に
なったところで、どれくらいの人が「価格のみ」において
買うか買わないかを判断すると思いますか??
まるるちゃんの手元には具体的な数値はないので
推測になってしまいますが、この価格差のみで購入の是非を
判断する人はあまりいないと思うのです。
でも、例えば2000円の大台を超えてきたら・・・
考えちゃいそうですよね(笑)
この3つめは、実は経営の観点からは
とっても大きなことです。なぜなら・・・・・・値上げ分は
すべて利益ですからね。
この範囲を見極める能力は、経営者としてはとっても大事なことだと
思っています。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『IQを下げよう!』
かんたんでわかりやすく。。。
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売り手はその自分の商品・サービスに詳しいので
どうしても「あれもあった方がいいかな」
「ここまでのお得意さんにはこれもつけたほうがいいかな」
といろいろと小難しいシステムにしてしまいます。。。
先日も某有名チェーン店のビリヤードに行ったのですが
受付で
「会員になられますか?この○○コースだとこんな特典があって
さらに上の××コースだと、こんなのもあります・・」
と説明されましたが、さっぱりわかりませんでした(笑)
まるるちゃん達はそれほどお酒を飲んでいたわけでもないのに
これですから、もっと飲んでいる人たちには
全く理解できないのでは?と(笑)
そう考えると、最初の入り口はできるだけ
シンプルにするのがいいんでしょうね。
自分への自省と戒めの意味でも、かみしめておかないと・・・
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