ある広告人の告白[新版] [by デビッド・オグルビー (著)]
ある広告人の告白[新版] デイヴィッド・オグルヴィ 山内 あゆ子 海と月社 2006-06-15 posted at 2006/07/18 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『広告にかかわるのならば・・』
提供者、消費者双方として
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☆気になったキーワード
『関係を継続』 『率先』
『成功するキャンペーン』 『人を惹きつける』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『上手な広告とは?』
なにが人を惹きつけるのか?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『正直な人を評価する』
▼『率先-あの人のようになりたい』
▼『関係を長続きさせる秘訣』
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▼『正直な人を評価する』
著者は、一流の広告会社を経営している方なのですが
その彼が次のようなことを書いています。
企業文化として「正直な人を評価したい」と。
何に対して正直であるべきなのか?といえば
・クライアントに対して
・議論することに対して
・そして何よりも消費者に対して
であると。
広告っていいところだけ強調して、悪いところはうそをつく!
そんな風に思っている方がいるかもしれません。
でも・・・そうやって一度買わせてしまうと
「あの会社の商品は信用できない!!!」と消費者の信頼を
一発で失ってしまいます。
すると、広告を出せば出すほど、自分の悪いところを
言って回っていることになりますから、どんどん会社の
評判は悪くなっていくわけです(^^;;)
それが、生涯でたった一度しか購入しないようなものであるから
「だましてもいいだろう」なんて思っても
人には「口コミ」という最強の武器がありますからね(^^;;)
そんな世界だからこそ「正直なこと」を評価するように
したいと考えているのでしょうね。
広告を出してくださるクライアントが期待することは
もちろん「利益が上がること」「ブランド力がつくこと」
です。
でも、広告会社としてはクライアントが成功した場合に
「私たちのおかげだ!」とでしゃばってはいけません。
あくまで主役はクライアントであって、自分たちでは
ないのですからね。
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▼『率先-あの人のようになりたい』
リーダーとしてのありかたとして「率先」を
著者として考えているといいます。
たとえば仕事への取り組み。
リーダーである社長自身が毎日長時間の間がんばって働いていたら
周りでそれを見ているメンバーも「よし、俺も」と
なっていくことがあっても
社長が毎日ゴルフ、それも遊びで行っているのに
それをいてがんばる社員はあまりいませんよね?(笑)
ですので、まるるちゃんもヨーロッパに出かけても
こうやってメルマガを書いたり仕事をしたりしています(笑)
でも・・・逆に一生懸命がんばるだけでは・・・
というのは、そのあなたの姿が、周りの人たちにとっての
「なりたい姿」になっているでしょうか?
がんばれば「あんなに裕福なことができる」
「回りから尊敬される人になれる」などの目指している姿を
リーダーが実践しているとしたら・・・・
それこそ、同じようにがんばって「ああなろう」という
ロールモデルが身近にいることになりますから
とってもいい影響があるはずですよね?
まるるちゃんは・・まだまだそんなところには
達していません(笑)
自分の周りにいる身近な成功者たちの姿を見ながら
自分でも実践できるように!とがんばっているところですが
逆にその実践していく過程で、自分の周りのかたがたにも
少しでも「なりたい姿」になっているだろうか?
そんなことは自問していきたいですね。
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▼『関係を長続きさせる秘訣』
広告を請け負う側としては、クライアントには
ぜひリピートしていただき関係を長く続けたいと
思っているのは間違えのないところだと思います。
クライアント側としても、意思がちゃんと通じる相手と
長い良好な関係を持っていたほうが絶対にお得ですよね?
そんな良好な関係を続けたいからこそいくつか注意しないといけない
ポイントがあると著者はおっしゃいます。
まず、「さまざまなレベルの絆を深めること」
これは広告会社とクライアントの出会いが、たとえば
担当者同士が仲間だったとか、社長同士が意気投合した
そんな出会いからスタートしたとしましょう。
すると、その関係だけに頼りきっていてはそこが切れてしまったら
すべてがおしまいです。
ということは、スタートした後はそこだけに頼るのではなく
担当者同士、スタッフ同士などの別チャンネルをきちんと
構築していかないといけないということなのです。
当たり前といえば当たり前のことですが
特にベンチャーや起業家レベルの事業だとどうしても
トップ同士の関係のみでビジネスが行われていることは
非常に多いですよね?
ある意味スピード感を持って仕事ができるという利点がある反面
そこが切れちゃうとすべてが終わり、そして
リーダーに負荷が集中するという大きな問題もありますから
少しずつでもいいですから複線化をはかろうではないですか。
著者があげていた秘訣でもうひとつまるるちゃんが気になったのは
「イエスマンには未来がない」ということ。
できないことまで「できる」と言ってしまうことは
自分たちのビジネスの品質をさげることになりますし
損をかぶってまでその関係を続けていくと
どんどんやる気が減退してしまいますよね?
その結果・・・・関係が壊れてしまうのですから
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『真実を伝える』
クライアント・消費者の利益が第一
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
子供のころにテレビのCMを見ていて
「何でこんな邪魔なものがあるんだろう」
と思ったことがありました(笑)
何のために入っているのかがわからなかったんですね。
今でもいらない広告がないことはないですが
世の中でこんなものが売られているんだ~という
貴重な情報源になっている気がします。
これはインターネットの世界でも同じかな~と思っています。
ホームページ・メルマガ・ブログ。
載っている広告の情報がまったくなくなってしまったら・・・・
まるるちゃんが興味を持っている事に関する情報量が
激減してしまいそうです。
広告情報のうち99%が結果的にいらないものであったとしても
残りの1%を得たことによって、自分のビジネスや能力が
飛躍的に拡大するとしたら・・・・
それってとってもいいことかな~と思っています。
ただし、英語でくるスパムメールではこれまで
必要な情報を得られたことはないですけどね(泣)
PHSで接続しているときにそれが大量に来ると
受信するたびになきたくなります(爆)
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