ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ! [by スティーブン・ブラウン (著)]
ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ! スティーブン ブラウン Stephen Brown ルディー 和子 ダイヤモンド社 2005-01 posted at 2006/04/05 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『顧客志向のうそ?』
著者はコトラーに論戦を挑んだらしい
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☆気になったキーワード
『顧客第一主義』 『TEASE』
『ドナルド・トランプ』 『エンターテイメント』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『TEASEって何?』
本著のメインとなる5要素です
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『トリック-誠実な誇張』
▼『限定-欠乏から需要が生まれる』
▼『秘密-誘惑する』
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▼『トリック-誠実な誇張』
不動産王、ドナルド・トランプってご存知ですか?
ニューヨークにたくさんのビルを所有している彼いわく
「取引したい!と必死になっていることを知られてはいけない」
といいます。
なぜ?
もちろんそれは、「足元を見られる」からです。
即金がほしい!と思っている人にとっては、その金額が10%くらい
減ったとしても問題はないわけです。時期のほうが大事ですから。
そこに気がつかれると、もちろん値引きされちゃいますよね(笑)
逆に、まるるちゃんが買い手であれば
相手の状況をちゃんと見抜く力をもてるかどうかで
利益の金額が変わってくるわけです!
トリックと聞くと悪い意味に聞こえますが
トリックとは「真実を誇張」するしかけのこと。
うそじゃないんです。「誇張」するってことは、真実の種はあるんです。
それをいかに「大きく見せるか?」がトリック。
そして、トリックはだまされたことがわかったときに
「面白く味わえる」ユーモアがなくてはいけません。
じゃないと、ビジネスの場合訴訟になっちゃいます(^^;;)
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▼『限定-欠乏から需要が生まれる』
「本日限定」「数量限定」こういう言葉に弱くないですか?
ご飯食べに行ったときに、「限定メニュー」があると、どうしても
目がいってしまうまるるちゃんも、「弱い」うちの一人ですね。
どうして、いつも食べ物が例に出るか??
は、あまりつっこまないでください(笑)
これは本能的に「少ないもの=価値のあるもの」というところを
ついている手法ですね。
「時間」が少ないか「数量」が少ないか、の2つで
「限定」というものは作り出すことができます。
ですので、逆に「いつでも手に入って」「数も豊富」という場合には
魅力がなくなってしまうんです。
まるるちゃんが自分の「エンビジ」のことを考えてみると
・・・・・・・・・
なんにも限定されてないですね(泣)
無料で読めるし、読者の数も限定していないし・・・・。
ブラウン先生から失格の烙印を押されそうです。
と思っていたら、最近は特別レポートを申し込んでくださった方に
限定でお知らせなんかを出していますね。
【エンビジ】本誌だけでは味わえない情報を
配信していこうと思っています~。
読むためには・・・・レポートに申し込んでくださいね♪
=>http://www.enbiji.com/meta/rikei10years.html
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▼『秘密-誘惑する』
誰もが好きなものに「噂話」があります。
この噂は、大体の場合人の「秘密」にかかわるネタが多いですね。
そう、誰もが「秘密」と銘打たれるとそれだけで
興味がわいてしまうんです♪
雑誌とか、最近は本でも「袋とじ」ってでてきていますね。
あれって、立ち読みで読みたくても読めないじゃないですか??
そんな袋とじの中に、「秘密」が隠されているとしたら・・・・・。
買っちゃいません?
往々にして、実はたいしたことが入ってないということも
多いのですが・・・(泣)
さて、こんな秘密を生み出すのってどういう要素なんでしょう?
それは「不思議」を伴うこと?
例えば、「言行不一致」なんかもそのひとつ。
ある人が普段言っている事と、違うことをやったりすると
なんでなんだろう?って思いますよね。
そして、その秘密が「○○に隠されている!」とわかったら
この「○○」にめちゃくちゃ興味をもちませんか?
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『欠乏が欲望を呼ぶ』
ないもの・価値を感じるものはどうしても手に入れたい
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怖いですね~。
まさに、今の「高級ブランド」といわれるものが
実際にやっている行動じゃないですか!
今回、5要素のうち3つしか紹介できませんでしたが
あらためてTEASEとは
T:トリック
E:限定
A:増幅
S:秘密
E:エンターテイメント
のそれぞれの英語の頭文字をとったものです。
この5要素は、それぞれを単独で実施してもあまり効果がないと
著者はいいます。
5つの要素がお互いに絡み合うように、実行することで
初めて、マーケティングとして効果があると。
確かに、どれも一歩間違えると顧客の怒りを買いますよね。
すべてが「価値があるんだからしょうがない」と思わせられるように
持っていくことができるからこそ、実際にやってもうまくいくのかも
しれません。
しかし、こう考えてみると「5要素」のどれも
お客さんの立場から考えると。。。。困っちゃいますね。
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