視覚マーケティングのススメ [by ウジ トモコ (著)]
視覚マーケティングのススメ ウジ トモコ クロスメディア・パブリッシング 2008-05-14 posted at 2008/05/24 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『デザインで儲ける?』
と、つながらないならば・・
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『少ない投資で』 『デザインで社内教育』
『トーン&マナー』 『クラスとタイプ』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『デザインを戦略的に行うとは?』
何をまず考えるべきですか
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『クラスとタイプを押さえよう』
▼『トーン&マナーで醸し出す』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『クラスとタイプを押さえよう』
文字ばかりの情報よりも、画像を入れた方が効果的だし
見てくれるユーザーさんやお客さんにも絶対好感度が上がるよ!
といわれたら「ホント?」と思いませんか?
たしかに、文字ばかりの情報を見ていると
長くなってくると疲れてしまいますし
だるくもなってくる。
だから、文字ばかりのテキストメルマガよりも
ブログが流行するようになったのかもしれません(笑)
ですが・・・画像を入れてデザインしたからと行って
絶対に効果的か?というとそんなことはありません。
なぜならば・・・・たとえばあなたが虫が嫌いだったら
いきなりWEBサイトに「カブトムシ」の絵が出てきたら
嫌悪感を感じませんか?(笑)
そう、そのサイトでデザインするモノが
「誰に対して訴えかけたいのか?」ということを
考慮したモノであって初めて意味をなすのです。
本著で著者のウジさんは2つの切り口
「クラス」と「タイプ」というのを書いてくださっています。
タイプとは、さきほども例に挙げた「好き」「嫌い」といった
好みであったりしますし
クラスとは高級感とか安い!とかの階層といってもいいかもしれませんが
そんな感覚。
安さをウリにしている商品なのに
高級感あふれるデザインビジュアルにしてもいけませんし
逆も当然ダメ。
逆に、クラスとタイプを押さえて
それを長期的な視野で拡張していくようなデザインを
することができると・・・・
自然と商品やサービスの価値を高めていくことが
できるということなのです・・・
また、デザインをがらっと変えることで
これまでにターゲットとしていなかったお客さんを
相手にしていくこともイメージができますよね?
さきほどのクラスやタイプのことを考えれば・・・
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『トーン&マナーで醸し出す』
さて、そんな「クラス」や「タイプ」を
言葉で表すのではなく、デザインで表すのは
「ぱっと見」の印象が強い影響を及ぼすからです。
私たちが毎日見ている「情報量」というのは
100年前に比べればとっても多くなっていますし
私たちが子供の頃に比べてもかなり増大しています。
ということは、最初の「取捨選択」のフィルターが
とっても働く環境になってるわけです。
本著に書かれている言葉に
人は基本的に自分に興味があることしか目には映りません
とあります。
まさに!その通りで、興味がないことは
「存在しない」かのように、素通りしますが
逆に、目の前にあるモノがあなたにとって
好みであったり、ステイタスを満たすモノであれば
有無を言わずに、飛びついてしまいませんか?
そーいう理想的な状態を実現するために
必要なのが・・・・
あなたがどんなお客様とつきあって
何を提供したいと思っているのか?
というポイントです。
これが決まっていないと・・・・
「かっこいいデザインを作ってください」と
頼んだとしても、デザイナーさんは困ってしまいます(笑)
わたしも困らせたことあります(爆)
デザインは「言葉」をつかえませんから
#よいことでもあるのですが
あなたが提供しているサービスの「世界観」や「雰囲気」は
醸し出すしかありません。
これを「トーン&マナー」というのだそうですが
その世界観を醸し出すためには
確固とした基本となる理念や、考え方がないとだめ。
たとえば飲食業界であれば
人のぬくもりであったり、家庭的な料理という思想をもっているのに
できてきたデザインが「シルバーメタリック」基調だったら・・・
おかしくないですか?w
ですから順番としては、自社のコンセプトや考え方を決め
トーン&マナーを統一する。
その後にデザインという流れをつかんでいると・・・
うまくいくデザインができあがる可能性が
上がる訳なんでしょうね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『基本を押さえる』
で、進んでみる
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
エンジニア出身の例に漏れず
私自身は、デザインのセンスは
まーほとんどありません。
美術館とかに行っても、さっと回って
すぐに喫茶店で休憩に入ってしまうような人間ですから(泣)
そんな私が、運営しているサイトのリニューアルに従って
この方とお仕事をさせていただいたのですが
⌒a href=”http://textbook.id10.jp/true_reason.html” target=”_blank”>http://textbook.id10.jp/true_reason.html
いやー、デザインってこうやってできていくんですね
というのを初めて教わった気がします。
おかげで本著を読ませていただいても
違和感なく、こうやって取り組むんだーということを
学ばせていただきました。
本著の著者ウジさんから、「本の著者に聞いてみたいこと」
にお答えをメールでいただきました。
ありがとうございます!
> 『デザインを戦略的に行うとは?』
> 何をまず考えるべきですか
>
> 自分を知る事
> 顧客を知る事
> 敵(競合)を知る事
>
>
> マーケティング戦争と同じです。
>
> ただ、それを『見た目』に置き換える事で
> 潜在意識に訴えられる=ローリスクという事です。
たしかに、ローリスクだけど
でも効果が高い考え方ですよね
マッチする相手を無意識に選び出すことができるのですから・・・
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